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ドクターMの独り言

「華麗なる「真皮縫合」」

 「真皮縫合」なんて言葉は、外科系ドクターでなければ聞き慣れない言葉だと思われますが、今日は真面目な「真皮縫合」のお話であります。

基本的に皮膚は皮下組織、真皮、表皮の3層構造をしています。傷をきれいに治すにはそれぞれの層を別々に縫合することが大切であります。つまり、皮下組織の真皮深層レベル、真皮表層、皮膚を2~3層に分けて縫い合わせています。(つまり、最終的には2~3回往復して縫い上げているわけです。)

このような見えない皮下の密な縫合によって、目立たない細い綺麗な線状瘢痕になるわけでありますが、昨今の日本の保険医療制度だと、この「真皮縫合」はほとんど保険点数に反映されません。つまり、患者さんのために時間も手間もかかる「真皮縫合」をしても、医療機関の経営上は何もプラスになりません。

(テーピングや医療用のホッチキスで留める方が100倍楽でありますし...。基本的には、一般の患者さんは外見上の見た目だけでしか判断できませんからねえ...。いくら見えないところで丁寧な仕事をしても、コストも微々たるものであれば多くの外科医はやりたがりませんからねえ...。

でも「住宅」建築と一緒で見えないところ(土台や基礎)できちんとした仕事をしないと、欠陥住宅(目立つ傷)となりますからねえ...。何事も手抜きをすればそれなりの傷あとになりますから...。)

でも、私のような形成外科専門医は縫合創の出来上がりの綺麗さこそが「命」でありますから...。

(形成外科医の基本中の基本は何事も「真皮縫合」の上手さですからねえ...。研修医時代は医局の先輩に何度もダメ出しを出されたこともありました...。でも同じ形成外科医でもそれ以上は女性の編み物と一緒で、「センス」ですから...。

私はどうかって?...。手先の器用さでは小さい頃から誰にも負けませんから...。(笑)そもそも小学生の家庭科の巾着作りの授業で、誰が見ても負けない裁縫の仕上がりの綺麗さが、そもそもドクター(形成外科医)を目指すきっかけにもなりましたから...。子供心に「「布」じゃなくて、「皮膚」を縫ってみたいなあ...。」って、変な子供でしょ?...。)

でも、もちろん傷をきれいに治すには患者さん自身による術後の「アフターケア」もとっても大切であります。(「住宅」だって一緒でしょ?...。何事も定期的なメンテナンスがとっても大切であります...。)

基本は術後の瘢痕をより綺麗にするために、抜糸後にテーピングを行うわけでありますが、それは傷あとが皮膚の緊張によって広がってくることと紫外線を浴びることを防止するためであります。大体3ヶ月程度のアフターケアを目安にしています。(このアフターケアが傷の一生を決めると言っても過言ではありませんから...。)

みなさん何となくわかりました?...。

けがや不幸にも不適切な処置やケアで目立つ傷になってしまったあなた、そんな傷あとでお悩みの方も私ドクターMに相談してみてくださいね!やっぱり傷が大好きな日本形成外科専門医のドクターMでした。(少々老眼になっても、華麗なる「真皮縫合」が出来るドクターでいたいです!...。)


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横浜市 都筑区 松井クリニック 「整形外科・形成・美容外科・内科・小児科・皮膚科」


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